日本における美容整形の現状

以前の日本であれば、美容整形・美容外科という言葉にはかなりネガティブな響きがありました。「まがいものを作る」「実際とは違うものにしてしまう」、そんなイメージが持たれていたように思います。それが近年はよりポジティブなとらえ方になりつつある、これが美容整形・美容外科をとりまく現状ではないでしょうか。

QOLと美容整形

この状況を生み出したのは、何よりもまず日本人の生活に余裕が出てきたことと、それに関連してQOL(クォリティ・オブ・ライフ)の考え方が普及してきたということが大きいでしょう。

QOL、「生活の質」を上げるというのは、「自信」を持って生きることと密接に結びついています。「たかが外見なんて」という昔ながらの考え方は急速に減退しつつあり、「外見」も人間性を推し量るための、あるいは「自信」を持って楽しく生活するための、大きな要素の一つであるという認識が浸透してきたのです。

「外見」を外科的施術で変える、ということに対する賛否は当然あるでしょうが、少なくとも美容整形・美容外科の施術代を払える人たちにとっては、これからますますQOLを上げていくための選択肢の一つとして注目されていくでしょう。

日本美容外科学会の誕生

美容整形・美容外科に関する施設は、他の様々な分野で医師不足が叫ばれているにも関わらず、どんどん増加しています。また、日本における美容外科を考える上で、はずすことができないのが日本美容外科学会(JSAS=Japan Society of Aesthetic Surgery)です。この団体の源となる「日本美容整形学会」ができたのが昭和41年。この団体への入会資格は、「日本の医師免許を有すること」と「日本美容外科学会会員2名以上の推薦状を有すること」と定められています。

なお、日本にはもう一つ「日本美容外科学会」(JSAPS)という団体がありますが、上記JSASとは別の団体です。